ユニバーサルな仲間
面と面の
集合体
1962年に、ディーター・ラムスがヴィツゥのためにデザインした 621 テーブルは、620 チェア・プログラムに合わせたテーブルとして誕生しました。 大小サイズの違う面を組み合わせたシンプルなデザインで、用途や場所を選ばない、ユニバーサルなデザインが特徴です。 2014年に再設計、最新技術を取り入れながら生まれ変わりました。
ラムスは、621 テーブルをただの”テーブル”として捉えません。
「面と面の組み合わせ」
まさに的を得た表現です。
細部まで考え抜かれたデザイン
ディーター・ラムスは、プラスチックを「価値のある、長持ちする素材」に高めることに努めてきました。彼は、特に表面の素材の質感を重視しました。
621 テーブルは、インジェクション製法によって形成された後、2種類と塗料を使い、職人よってひとつひとつ手作業で仕上げられます。これにより、ラムスも認める完璧な質感を実現しました。
調整可能な脚で、安定感を
ラムスは、テーブルには高さ調整が可能な脚が必要と考えていました。彼はこの脚のデザインに、特に強いこだわりを持っていました。
この脚にによって、4mmの高さ調整が可能になり、床面が平でなくとも、十分な安定感を実現しました。 脚の底面に注目すると、平ではなく、若干丸みのあるデザインであることに気づいて頂けるでしょう。
この調整可能な脚は、取り外し可能です。側面を底に、回転させて使っても、床が完全に平の場合でも。
正確さ
テーブルの再設計は、ラムスが描いた、ブループリントのオリジナルの設計図を元に始まりました。3D モデリング技術は、このオリジナルの設計図を、最新技術のインジェクション製法にてデザインを形にすることを可能にしました。
モデルを作成した後、3Dプリンターにて、ブループリントで残っていたオリジナルのデザインを、詳細まで完璧に再現することができました。
デザインプロセスの中で、ラムス自身の手は、一番精度の高いテストでした。ラムスは、数秒触っただけで、必要な改善点を見つけることもありました。最終的な仕上がりに、彼自身「圧倒的な完成度」と述べています。
自由自在に
621 テーブルは、毎日の生活に柔軟に対応する、シンプルながら、驚くほど多機能なテーブルです。
置く向きを変えれば、ソファの下に入れ込み、テーブル側面をソファの座面の上へ配置し、トレーのように使うことも可能です。
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